55歳からのアイルランド留学日記

3ヵ月、ダブリン郊外の語学学校に通いつつ、ケルトの風に吹かれてくるよ〜

The G Hotelでセレブな気分?

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ゴールウェイ3日目。
この旅の中で唯一の五つ星ホテルに泊まる日。というのも、このホテルを予約したのは半年前。ちょうど高校の卒業式の日で、つい気が大きくなって、一泊くらい……と予約してしまったのだった。ダブルルーム朝食付きで€180。内装に凝ったデザイナーズ・ホテルで、ゴージャスなスパもあることを考えるとリーズナブルでは、と。
とはいえ、無駄な出費は極力避けたい。ホステルから2km、上り坂をズルズルとスーツケースを引いて歩いてチェックイン。レセプションもツンとしたところがまるでなくフレンドリーなのがアイルランドという感じ。

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3つあるラウンジは、白、ピンク、紫とまるで違うスペースになっていてお洒落。
「どうぞ家のように寛いでね。何か注文しなくちゃ、と思う必要なんてないから」とレセプションの女性。写真を撮っていたら、プロのカメラマンらしき人が登場して、メダルを下げた女性の記念撮影をしていた。

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荷物を置いてゴールウェイの街をブラブラ。
The Quayというバーで昨日食べられなかったオイスターを注文。
いわゆるゴールウェイ・オイスターとは違う岩牡蠣かな。でも、美味しい。「ギネスと岩牡蠣は合うんだよ」とジョン(語学学校の先生)が言っていたことを思い出して、ギネスと一緒に。

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クラダリングの老舗に寄って、アランセーターのお店も覗く。
ストリート・ミュージシャンはギターの弾き語りが殆どで、ちょっと70年代のテイスト。ダブリンよりも軽やかな風が吹いている感じだ。

夕方からESPAというG Hotel自慢のスパの予約をしていたので早めに戻る。でも、ホテルのスパなんて行ったことがないので勝手がわからない。
レセプションで何を持っていけばいいかを聞いたら、「バスローブに着替えてどうぞ」と。スパと言っても、トリートメントは高いので、私たちが予約したのはジャグジーだけ。
「水着は着るの?」と聞くと、ご自由に、という返事。うーん。
水着の上にバスローブを羽織ってみたら、妙な格好。こんな格好でホテルをうろうろしたら温泉旅館じゃないか。バスローブは脱ぎ、水着の上に服を着て、バスローブ持参でスパへ。

スパの受付はセレブな雰囲気。既往症のチェックカードを記入して、ジャグジー&スパに案内される。暗くてゴージャスな雰囲気。誰も入ってない。ひょっとして、水着なんていらないのでは?
「水着なしで入るなんて考えられない」と言う娘。サッパリしたい私は「逆に着てたら恥ずかしいかもよ」。
迷った挙句、いったん脱いでバスローブを羽織り直し、通りがかったスタッフの女性に恐る恐る聞いてみる。
“Should I wear the swimsuits?”
この時のスタッフの女性の顔が忘れられない。
“You have to!”

はい、温泉じゃないんだからね。
もう一度水着を着てジャグジーに行くと、男性客が入っていて、一安心。
温泉とは違って、ぬるくて泳ぎたくなるジャグジーと暑くて5分も入っていられないサウナ(ミストとドライあり)を行ったり来たり。
ああ、温泉にゆっくり浸かりたい……と、セレブになれない日本人なのだった。

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