55歳からのアイルランド留学日記

3ヵ月、ダブリン郊外の語学学校に通いつつ、ケルトの風に吹かれてくるよ〜

ドニゴールへ。そして、再会

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今日はドニゴールへの移動日。
学校を終えた後、タラモア、ゴールウェイ、そしてドニゴールを回ることは半年前に決めていた。
実はドニゴールはこの旅のハイライト。というのも、「ダブリンは素通りOK。ドニゴールへ行きなさい」というのが、アイルランドを愛してやまない友人のアドバイスだったから。
語学学校の先生、ジェラルディンもドニゴール出身。
「“Touristic”でないのがいい」という言葉通り、鉄道はなく、バスの便も少ない。
「何もないけれど、何もかもがある」という友人の言葉を確かめたくて、ゴールウェイからバスに乗り、4時間半揺られながら景色を見入る。

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ちょうど中間にあるスライゴー。
マーサとジルが海辺で乗馬を楽しんだと言った場所。
アイルランドを代表する詩人、W.B.Yeatsの壁画を眺め、見事な台形の形で知られるベンブルベンを通り過ぎる。
Voya という海藻風呂でも有名なスライゴー、一泊したかったけれど、どうしても日程がつくれなかった。また、いつか。

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ドニゴールに近づくにつれ、なぜかノスタルジーをかきたてられる。初めて訪れるのに、懐かしい、
子どもの頃、田舎で過ごしたのに、別の「田舎」に憧れていた。それを形にしたような風景。

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ドニゴール・タウンに着いたのが16時半。
予約したドニゴール・マナーハウスまでは2.4km。バスが到着したAbbey Hotelの前に並んでいたタクシーを拾う。
そして、グレンヴェー国立公園に行くとしたら、幾らくらいかかる? と尋ねる。ドニゴール・ツアーズという会社が日・木で1day tourが催行していて、それに参加するつもりだったのが、9月も後半に入ると日曜日だけになっていた。とにかくツーリステッィクじゃないので、公共交通機関では行けない場所。
ドライバーいわく「ハイヤーは1時間€40が基本。グレンヴェーまでは往復2時間、2時間滞在するとして€160だけど、€140にまけるよ」。
「スリーヴ・リーグ(大断崖)も一緒に行ける?」と尋ねると、ちょうど三角形だから、そこに1時間滞在するとして6時間半から7時間、€190で行ってくれると言う。
€180にまけてくれる? とお願いするとOKとのことで交渉成立。ツアー参加費がグレンヴェー国立公園とスリーヴ・リーグ、それぞれ€34だったから、一人€60は悪くないだろう。

なぜ一人€60かと言うと、語学学校のクラスメイトだったアンジェラが合流することになっていたから。
最初はゴールウェイに行きたいと言っていたのが、バイトの都合でドニゴールで合流することに。
ダブリンからドニゴールは直行バスで3.5時間。ゴールウェイからより早いのだ。

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ドニゴール城の前でアンジェラに再会。雨の中、傘もささずに白いパーカを被ったアンジェラは、相変わらず野生の鹿のよう。
ギリギリまで来るのか来ないのかわからず、やきもきしたけれど、会えてよかった。
城の隣にある“Old Castle Bar”で乾杯。最近の学校の様子を尋ねると、学校はスパニッシュ・インヴェイジョンにもイタリアン・インヴェイジョンにも負けずに落ち着きを取り戻し、アブドラに続くサウジアラビアからの生徒が新しいクラスメイトになったとか。

まだ2週間も経っていないのに、同窓会の気分。

ドニゴールの地ビールは美味しかった。

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