そして、『アイルランド日記』へと続く!
いまさら言うまでもないが、今年の夏は暑い。
去年はアイルランドにいて経験しなかったからか、よけいに暑さと湿気が身に応える。
いや、たぶんそれは関係ない。毎年、日本の夏は厳しくなっている。
雨が降るかと思えば思いっきり降り続き、降らなければカラっから。
昨日「半農薬八百屋」さんに行ったら、「大根に『す』が入ってるけど、しょうがないよね」と言っていた。
畑っていうのは水をやるものじゃないけれど、やりにいかずにはいられない。人間も作物も木々も大変だ。
そこにきて西日本の水害の凄まじさ。
広島、岡山には友人・知人が何人も住んでいて、土砂崩れに襲われた家も。嗚呼。
あまりに広範囲に被害が及んでいて、行政の対応も遅れている。
これから何ができるか、まずは現地に行こうとしているところ。
つい先日、アレクシからメッセージが。「tsunami、大丈夫?」と。
「津波じゃないよ。大雨による水害だよ」と返信すると、ものすごく恐縮して「本当にごめん!!こっちじゃ誰も日本のことを話題にしてなくて、ちゃんと調べもせずに連絡して」と。
とんでもない。心配してくれて、ありがとう。
なんてったって、東の果ての島の話。おまけにW杯で盛り上がっている頃だったし。
西の果ての島。
いま、そこから、ケルトの風を運んでくれている人がいる。
https://yomokuma-land.hatenablog.com
もともとケルトの文化が好きで、そして私のブログがきっかけでアイルランドに恋して、ワーホリを決断した人。
日本に帰ってきて、ちょっと淀みかけていた私の中に、清新な風を吹き込んでくれた人。
新しい生活に慣れるだけでも大変だろうに、なんと、毎日「日記」を綴ってくれている。
オジさんたちの途方もない優しさ、リフィー川、ツンとすましたオコンネル・ストリート、日本のお米への郷愁、ブレイの移動式遊園地、ミルクたっぷりのアイスクリーム、ドゥン・エンガスに叩きつける波、ゴールウェイの光、とびきり美味しいドーナツ……!
嬉しいのは、日本で感じていた「生きづらさ」がどんどん解消しているらしいこと。
何を見ても、何を感じても、誰に出会っても、何処に行っても、どんな経験をしても、きっとすべてが彼女の「生きる力」になるだろう、きっと。
アイルランドって、そんな風を吹かせてくれるところだから。
これから彼女が見るであろう、たくさんの虹。
それは私にとってもワクワクする未来だ。
からだはたった一つでも、
いくつになっても、
いまどこにいても、
私たちはどこにだって
羽ばたくことができるのだから。
自由な心と
ほんの少しの勇気さえあれば。