55歳からのアイルランド留学日記

3ヵ月、ダブリン郊外の語学学校に通いつつ、ケルトの風に吹かれてくるよ〜

風邪っぴき。鍋焼きうどんが食べたーい!

f:id:lifeischallenge:20170718064032j:image

朝から体調が悪い。娘の風邪がうつったようで、土曜日から咳が出始めた。昨日はツアーがあるし、持ってきた漢方薬「板藍根(ばんらんこん)」でなんとか凌いだが、今日はダメ。
鼻水がタラタラ滴って、咳も出て、頭も重い。
もっと持ってくればよかったな、「板藍根」。でも、仕方ない。

 

月曜日はクラスがリニューアルする日。
イタリアのティーンエイジャーたちが去った我がクラスには、もう一つのクラスが吸収合併された模様。シェアメイトのフランス人、アレクシスの顔もある。全体的に年齢層が少し上がって、落ち着いた空気に。
そして、1週間私たちのクラスを持たなかったジョンも帰ってきて私はハッピー。
ジョンは生粋のアイリッシュで、車を2回も盗まれたり、雄山羊に衝突されたり、親に結婚はまだかといつも迫られていたり、小さい頃はABBAみたいなパンタロンをはかされていたり、と自虐的な話に事欠かない、陽気でナイーヴなナイス・ガイ。
授業中しょっちゅうトイレに行くのをイタリアのティーンエイジャーは冷ややかに見ていたので、彼もホッとして戻ってきたのだろう。
何にしても、私はジョンの授業が好きだ。

f:id:lifeischallenge:20170718064411j:image


2250年に開けるスーツケースに何を詰める? というテーマでの話し合いでは、私たちのチームは⒈ビニール・レコード(クラシック、U2AC/DC)⒉楽器(ヴァイオリン、ギター)⒊さまざまな植物の種子 ⒋人類のDNA、⒌アイリッシュ・ウィスキー ⒍歴史の本 ⒎風景や人の写真etc.で意見が一致。ジョンも大賛成、と言っていた。

 f:id:lifeischallenge:20170718064415j:image

f:id:lifeischallenge:20170718065049j:image

ここダン・レアリーにも真夏は来るようで、朝から雲一つない青空で、夕方になってもこれまでにない陽気だった。
でも、私の風邪はどんどん酷くなっていく。
いつものテディ・アイスクリームを豪華にフルーツボートにしてみたものの、ああ、こんな時に食べたいものはただ一つ、鍋焼きうどんだ。
SUPER VALUEで茹でうどんとリーキ、ほうれん草を買い、蒲鉾や油揚げや海老天がないのを残念に思いながら家に帰る。
ヒガシマルの「うどんスープ」も、にんべんのつゆの素も貴重だし、風邪のときはやっぱり本物の出汁よね、と、持ってきた高級出汁パックで初めて出汁をひくことにする。
ところが……。
いくら待っても、全然出汁がひけない。鰹節の香りはするけれど、旨味がお湯に沁み渡っていかないのだ。これって、硬水だから??

結局にんべんのつゆの素を追加して、塩と酒と醤油で味を調え、地味なうどんの出来上がり。

f:id:lifeischallenge:20170718064135j:image
次は海老のかき揚げもつくろうと思っていたのに、鰹節も昆布も持ってきたのに、本物の出汁はひけないということ?

 

「よわっ。地球のどこでも生きていける人になんてなれないね」と冷たく言い放つ娘。
あーあ、美味しい鍋焼きうどんが食べたーい!

 f:id:lifeischallenge:20170718065009j:image