時差ボケとダブリンの雨、そして、消えてしまった「入国審査」
目覚めると、4時。外は暗く、カモメの声だけが響いている。
ここダブリンに来て、4日目の朝。外は相変わらずの雨模様。
雨が多いとは聞いていたけれど、晴れていたのは到着した日だけ。
ちなみに、こんな空が広がっていた。
昨日はこんな感じ。
雨だったら、到着した日、とても45kgの荷物を持ってダブリンバスでシェアアパートに向かうことなんてできなかった。
観光じゃないんだからできるだけ出費は避けたい、と空港で売っているリープカード(チャージができるプリペイドカード)を買ってダブリンバスで市内に向かったけれど、途中でバスは故障するわ、降りてからは石畳でスーツケースは真っ直ぐ進まないわ、で大変だった。
雨に降られなかっただけでもラッキーだった、と今なら思える。
まちを歩いている人の半数は観光客らしい。大きな傘を開いている。
地元の人は防水ジャケット。フードを被ってさかさか足早に歩く。
私は防水ジャケットにさらに傘。
えっと、入国審査について書いた記事を、昨日うっかり消してしまったので、書いておきます。
もともとアイルランドは移民を受け入れてきた国だけれど、ここ数年あまりに増えたせいで、最近はかなり厳しくなったそうだ。
だから、ユーロ圏じゃない入国者へのチェックはとても厳重。
これまで他の国では聞かれたことのないことをたくさん聞かれた。
どっから来たの?
何しに来たの?
学校の証明書は?
いつまでいるの?
帰りの航空券は?
学校が終わってから2週間、間が空いているけど?
お金はいくら持ってきた?
医療保険には入ってる?
仕事はいったい何を?
3ヶ月を超えているようだけど……?
険しい顔で尋問され、書類を一つ一つチェックされること15分。
事前にエージェントから、聞かれるかもしれない、と聞いていた質問すべてプラスα。
3ヶ月という滞在期間が微妙にアヤシイのか、この歳で留学、というのがさらに追い討ちをかけたのか……。
やっと解放された時は、他の乗客はほとんど残っていなかった。
とまあ、消えたブログの一部を書き直す時間があるのも、完全に時差ボケだから。
一緒にやって来た娘は全然平気で、ぐーすか寝ている。
ああ、早く明るくなあれ。
いま、やっと朝5時半。