55歳からのアイルランド留学日記

3ヵ月、ダブリン郊外の語学学校に通いつつ、ケルトの風に吹かれてくるよ〜

ボノが住んでいるまちへ!?

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学校2日目。

今日はさらに落ちこぼれ感極まる。

なんと言っても英語を読むのが人一倍遅い。

アルファベットの連続って、目に飛び込んでこない。日本語って、そこがいいんだな、と改めて思う。

「時」に関することわざで「とらぬ狸の皮算用」とそっくりのがあったので、「日本ではチキンじゃなくて狸(raccoon dog)だけどね」と言ったら、誰も狸を知らなかった。ちょっと淋しい。

いつも二人ペアで答え合わせをしたり、テキストを読んで説明し合ったり、一緒に考えたりするのだけれど、スラスラと言葉が出てこない私はどんどん小さくなっていく。申し訳なくて。

こういう感じ、久しぶり( i _ i )

 

さて、気を取り直して、玄関の掲示板に貼ってあるさまざまなお知らせに目をやる。

おっ、これは何?

グレイハウンド・レース??

興奮気味に娘に「行こうよ!」というと、全く乗ってこない。どこが面白いの? 何で行くの?と。

グレイハウンドだよ! グレイハウンドが走るんだよ!と半ば強引に申し込んだら、他には誰も申し込んだ気配なし。

ムムム、若い世代には人気がないのだろうか……?

日本が大好き、鳥山明サイコー!と言っていたキリルに、お誘いのfbメッセージを送ってみたら、やっぱり断られた。

 

90分授業が午前中に2コマで今日はおしまい。

さあ、お待ちかねのランチだ。

サンディコーヴの駅の近くの、松井ゆみ子さんが美味しいと教えてくれたイタリアン・レストランに行ってみる。

カルボナーラとビーフ・ラグー・リングイネ、パンナコッタとコーヒーを注文。

アイルランドではブラック・コーヒーのことをアメリカンという。

パスタは本格的で、とっても美味しかった(全部で€32。こんな調子で豪遊していたら、とても3ヶ月は持たない……)。

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その後、バスに乗りたくなって、昨日ドーキーという街にホームステイしているヨナスが「知ってる? ボノはドーキーに住んでいるんだよ! 時々パブにいるらしいよ!」と教えてくれたのを思い出して行ってみる。

サンディコーヴからわずか10分で到着。バス停前のお店でおそるおそる聞いてみると、「ああ、それはキラーニーね。ダートの駅からこう行ってこう行ったらT字路があって、そこがボノの家!」と教えてくれた。

ああ、やっぱりキラーニーだった(>_<)

でも、ドーキーという海辺の小さな街はとっても素敵なところだった。

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古い城塞があって、細くカーブを描いた道に可愛いお店が並んでいて、ちょっとタイムスリップした気分。

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豪邸もいっぱい。

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それにしても、ボノの家も何のためらいもなく教えてくれるし、

乗り遅れたバスも信号の前で止まって乗せてくれるし。

こちらに来て、まだ嫌な思いをしたことがない。

人への信頼の厚さがハンパない。

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 魚(ブラックバス)と苺とブルーベリーとキャロットケーキとスコーンとりんごのパイとスコッチエッグを買って帰って、今日はざるうどんにするか、と準備をしていると、シェアメイトのセシルが帰ってきた。

昨日ご馳走になったから、とゴージャスなチョコレートをお土産に。

初めてのざるうどん、とくに麺つゆが気に入ったようで、オイスターマッシュルームのソテーもブラックバスのムニエルもトマト&チーズも全部麺つゆに浸して「美味しい」と食べていた。

 

うーむ、フランス人の舌を虜にするなんて。

恐るべし、麺つゆ。

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